真冬の食あたり
どもども。
人生初の感染性胃腸炎で死にかけている、ふじおとです。
事件の始まりは一昨日の夜。
その日休みだった夫がいつも通り晩御飯を作ってくれていたので、私は仕事帰りにドラッグストアへ寄り道し、お酒とおつまみを購入。
夫が休みの日は家でお酒を飲むのが我が家の定番。
久しぶりに仕事での多忙を極めていた私はその日のお昼ご飯タイムを逃していたのでお腹と背中がくっつく寸前のところで帰り着き、すぐにでも食らいつきたいのを我慢してお風呂に駆け込む。
どれだけお腹が空いていても、お風呂はゆっくり浸かっちゃう(*´艸`)
そしてお風呂上がりのビール…
ではなく、ここは牛乳。
腰に手を当て、仁王立ちで飲み干す牛乳がまぁああ最高。
髪を軽く乾かして、お待ちかねの晩御飯!
リクエストしていたキムチ雑炊のスパイスィーな香りがもうたまらん。
あとは毎週お決まりのサラダと、お刺身。
いつものスーパーではなく久々に生魚店まで足を伸ばして新鮮なお刺身を買ってきてくれていたので、ごきげんで堪能する私。
テレビを見ながら、あーだーこーだ言いながら、いつも通りの晩御飯タイム。
ちょっと食べすぎた感があったので、胃薬を飲んで後片付けを済ませ、ソファーへなだれ込む。
小学生時代からの大の仲良し4人組でオンラインゲームをするのが、休日夕飯後のルーティンである夫と、その間は大好きなYouTuberの動画を見るのがルーティンの私。
夕食から約3時間後、そんないつも通りの日常に突然異変が起きた。
食べ過ぎたにしては、強い吐き気が込み上げてくる。
気づけばお腹もゆるいどころではない水下痢。
悪寒のような寒気もするし、熱もある。
明らかにおかしい。
このご時世、万が一のことが頭をよぎり、冷静に現在時刻を確認する。
気休めの風邪薬を飲もうか、熱が上がるようであれば明日病院に行こうか。
幸い、明日は夫も私も仕事が休みだ。最悪、連れて行ってもらおう。
いや、うつすと大変だから一緒にいない方がいいか。
いろんなことを考えながらとにかく布団へ入る。
頭はぼーっとして眠りに落ちそうなのに容赦無く襲ってくる寒気と一人闘っていたその時、ものすごい勢いでトイレへ駆け込む音。・・・まさかね。
しばらくして、青ざめながらフラフラ出てきた夫にすぐさま事情聴取。
えーーー…それで?
吐き気と?
寒気は?
お腹の調子は?
はい、熱測ってみ?
全て当てはまる。
全て一致する。
夫も何かを察していたようで、今日食べたものは…と整理を始める。
仕事柄、お昼すぎに起床する夫はお昼ご飯は食べない。
私もその日はお昼ご飯を食べ損ねていた。
ちなみに朝はパン〜♪パンパパ…
だとすると、どう考えても疑わしきは晩御飯。
そして考えるまでもない、さっきまで私をご満悦にしてくれていたお刺身が悪魔の姿で蘇る。
二人とも決して言葉には出さない。
出したら負けな気がした。
それでもお互い、”絶対そうだよね、それしかないよね”の空気で各々寝支度を始め、私より熱が高かった夫には気休めの解熱剤を渡す。
静まり返る寝室に響き渡る、隣の部屋で今日もがむしゃらに走るとっとこハムスターのカラカラカラカラという音。
明日だけどさ、、、静かに口を開く夫。
病院、混んでるかなぁ?
あら。珍しく覚悟を決めたのね、と。
有難いことに今まで行った病院と言えば皮膚科、くらいな夫は大の病院嫌い。
そんな夫が、自ら病院という言葉を口にするほどしんどい。
翌日、二人とも熱があるため事前に電話をして指示を仰ぎ病院へ。
血液検査とレントゲンを済ませ、仲良く並んで点滴と相成りました。
帰宅後も熱っぽさとダルさとずーっと胃がムカムカ。
「さっきご飯食べたのにお腹すいたー」でお馴染みの私なのに食欲がない。
ダイエットダイエット٩( 'ω' )و
というポジティブにもなれないほど、食あたりがこんなにしんどいものだと初めて知った令和。
思えば、食あたりになった経験がなかった。
小学2年生の時、給食で出ていたキウイを美味しく頬張ったあとに息ができなくなって救急車で運ばれた記憶が最後。
まぁこれはアナフィラキシーショックだったわけですが。
普段何気なく何の問題もなく口にしているものでも、ある日突然拒否反応が起きたり、こうしてあたったりするんだなと。
キウイに続き22歳の夏、大好物だったエビを食べる度にノドが痒くなり、検査でエビアレルギーが判明した時の絶望と悔しさは一生忘れない。。。
お寿司でも、チリソースでも、マヨネーズでも、オーロラソースでも、揚げても、殻付きでも美味しいプリッッッップリの食感と味をそんなに簡単に忘れられるわけがない!!
花粉症を発症したのもハタチを過ぎてから。
ハタチを過ぎてからはお酒とタバコで十分なのよ。
エビのアレルギーバケツ、キャパオーバーしてんじゃないわよ。
ひとまず今回は二人とも幸い軽症で済んだので、しばらくは胃を休めたいと思います。
まさかの真冬の食あたり騒動でした。